minyoyaの日記

民謡について 曲目(解説・唄い方・雑学)を説明します!

秋田酒屋唄 (秋田県) 歌詞・解説・唄い方について

秋田酒屋唄について

 

尺八唄は、唄と尺八がつかず離れずに唄いますので、

唄っている後に尺八の音がついてくるという形で唄います。

三味線唄のように唄と三味線が一緒に出るというわけではないので、

唄う時に尺八の事も把握して唄うと良い。

 

「歌 詞」 ※ ( ) はお囃子

 

1、ハアー さんさ酒屋のヤーエ

  はじまる時はのヤーエ(ハア ドッコイ)

    へらも杓子もヤーエ

    アリャ 手につかぬよ

 (ハア ドッコイ ドッコイ)

 

2、ハアー 酒は良いものヤーエ

     気の晴れるもののヤーエ(ハア ドッコイ)

     飲んだ心地はヤーエ

     アリャ 富士の山よ

  (ハア ドッコイ ドッコイ)

 

3、ハアー 酒屋若い衆ヤーエ

     大名の暮らしのヤーエ(ハア ドッコイ)

     五尺六尺ヤーエ

     アリャ 立てて飲むよ

  (ハア ドッコイ ドッコイ)

 

4、ハアー 宵にもとするヤーエ

     夜中にふかすのヤーエ(ハア ドッコイ)

     朝の出がけにヤーエ

     アリャ 酒造るよ

  (ハア ドッコイ ドッコイ)

 

「解 説」

米所秋田は同時に美酒醸造の盛んな所である。

従って酒造りに関する作業唄も多い。

昔は桶洗い唄から洗い場唄、流し、米とぎ、酛摺、仕込み、

櫂突き等の作業毎唄が唄われたというが、

「酒屋唄」は具の総括的なものとみていいだろう。

歌詞に他の酒造り唄と共通なものも多く、

秋田銘酒の先進地県南湯沢地方の酒屋唄と

県中央部五城目町にあった酒屋唄とを綯い交ぜて

節づけされたものだという。

 

「 息継ぎ(ブレス)場所 」

例:1番歌詞

1、ハアー さんさ酒屋のヤーエ (息継ぎ)

  はじまる時はのヤーエ(息継ぎ)

    へらも杓子もヤーエ (息継ぎ)

    アリャ 手につかぬよ

 

「唄い方」

ハアーの唄い出しは、声を大きく充分に張って出す。

特に「ハアー」の「アー」の小節は、

よく廻さないと、この唄の味が出て来ない。

「 はじまる時はのヤーエ   へらも杓子もヤーエ」は

語りの所ですので声量は抑えて、歌詞が離れない様に気を付けながら唄う。

特に「のヤーエ」は落ちながら低音になっていくので、声が切れないようにする。

「へらも杓子も」の杓子もの節廻しは唄が延びやすいので注意。

「アリャ手につかぬヨ」は唄の聞かせ所ですので、

母音を聞かせる様に「アリャ(ア) 手(エ)に(イ)つ(ウ)か(ア) 「ア」 ぬよー」

一言づつ丁寧に母音を入れていく。

唄尻は十分にのばす。

 

Youtube 動画 」

唄い方など、実演、解説しております。

よろしければ、下記よりご覧下さい。

 

秋田酒屋唄の唄い方 動画

https://youtu.be/zUQ42Fxj7ts

 

 

秋田酒屋唄のカラオケ動画

自分の音程の高さを見つけて、唄ってみよう!

https://youtu.be/s9ejrXWArp0

 

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