minyoyaの日記

民謡について 曲目(解説・唄い方・雑学)を説明します!

花笠音頭 (山形県) 歌詞・解説・唄い方について

花笠音頭 (山形県) について

 

「歌 詞」※ ( ) はお囃子

1、花の山形 紅葉(の天童 雪を

  (チョイチョイ)

   眺むる 尾花沢

   (ハーヤッショーマカショ)

 

2、雪の舟形 情けに厚い 呼べば

    (チョイチョイ)

     とけそな やさ姿

  (ハーヤッショーマカショ)

 

3、娘盛りを なじょして暮らす 雪に

     (チョイチョイ)

     うもれて 針仕事

   (ハーヤッショーマカショ)

 

4、長い長もち 唄かけながら 可愛い

       (チョイチョイ)

     おばこが 嫁にくる

   (ハーヤッショーマカショ)

 

5、めでためでたの 若松様よ 枝も

     (チョイチョイ)

      栄えて 葉も茂る

   (ハーヤッショーマカショ)

 

6、おらが在所に   きてみやしゃんせ  米の

           (チョイチョイ)

      なる木が    おじぎする

       (ハーヤッショ   マカショ)

 

7、米のなる木で   草鞋を作り   踏めば

        (チョイチョイ)

       小判の    跡がつく

       (ハーヤッショ   マカショ)

 

「歌詞の意味」

花=桜

山形=山形市

天童=天童市

尾花沢=尾花沢市

舟形 =  舟形山(山名は、船の形に見えるから)

尾花沢市宮城県仙台市の県境にある山。

在所 = 住んでる所、故郷

 

米のなる木が おじぎする = 稲が実って、穂が垂れ下がる事。

 

「解 説」

花笠の花は県花の紅花をさす。

水田の用水を確保するための用水沼の工事の際に、

地固めをしながら唄った「土搗き唄」がはじまり。

現在の花笠音頭は、東北四大祭りの一つで、花笠祭りのパレードの踊り唄である。

この唄は山形市の人達が酒宴で唄い踊ってきたものである。

現在、尾花沢市が「花笠音頭」の発祥地とされており、

それは歌詞の「雪を眺むる尾花沢」という

名文句があるからである。

 

「唄い方」

三味線のリズムに合わせて唄う事が重要!

声量 (音量) に気をつけながら、ハッキリと明るく唄おう!

息継ぎは囃子の「チョイ チョイ」が入るこの一回だけ。

一番の歌詞で唄い方を説明します。

最初の歌詞の「花の山形」の唄尻「アア」と少し高く上げて止める。

後、母音を使いながら、拍子・テンポ・タイミングを合わせる。

もみじ(イ)の  て(エ)んどー(オオ)  雪を

ながむ(ウ) る(ウウ)    おばな(アア) ざわー

「眺むる」の「む」は、すぐ上げて唄わないように注意。

歌詞から唄う形を作り、前節の歌詞でパスを出し、

後半の歌詞を調子よく、軽やかに唄う!

 

Youtube 動画 」

唄い方など、実演、解説しております。

よろしければ、下記よりご覧下さい。

 

花笠音頭の唄い方 動画

https://youtu.be/b_UcSxI5qj0

 

花笠音頭のカラオケ動画

三味線の音色に合わせて、自分の音程の高さを見つけて、唄ってみよう!

https://youtu.be/xIpD8fp-IVg

 

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